日本シリーズ第7戦 ダイエー6−2阪神

1979年の広島−近鉄日本シリーズも内弁慶シリーズと呼ばれましたが、
最後は広島が伝説の「江夏の21球」でビジターの大阪球場で勝ちました。
しかし今回は史上初の完全な内弁慶シリーズとなりました。
ここまで野球で「ホームアドバンテージ」というものが
クローズアップされたことは初めてでしょう。
日本一に輝いたダイエー。打線は井口、松中、城島揃い踏み。
そして和田の2失点完投。この一年を象徴するような本当に強い勝ち方でした。
シリーズ通して見ると、数字通りの活躍を見せた「100打点カルテット」、
MVPに輝いた杉内を初めとした若手投手陣もさすがでしたが、
弱点とされた中継ぎ陣の中でシーズンでも見せない安定感を発揮した岡本、
打線で唯一の穴と言われたものの貴重な打点を挙げた鳥越と、脇役の活躍が光りました。
このチームとまた来年やると思うと辛い(さらに小久保も帰ってくる)ですが、
今は本当におめでとう、そしてありがとうの気持ちです。
惜しくも敗れた阪神。今日の先発は井川でなくムーアでしたがこれが裏目
3回5失点でKO。最終戦だけにもう少し早く動いても良い気もしましたが・・・
今の阪神打線には5点は重すぎました。反撃はソロ2本のみ。
シリーズ全体でも、7本出たホームランが全てソロというのが
物語るように、打線が繋がらないまま終わってしまいました。
それでも第7戦まで持ち込めたのはここ一番で打ってくれた
金本、桧山らベテラン達の活躍。これはさすがでした。
最後に素晴らしい日本シリーズを見せてくれた両チーム、お疲れ様でした。
ただし日本代表に召集されている選手は明日から合流だそうです。
城島とかかなり酔っていましたが大丈夫でしょうか。